タイムテーブルは「枠」から作る
バレーボール大会の時間割で最初に決めるのは、試合数そのものより「同時に何試合進めるか」です。試合数をコート数で割って切り上げた数が、時間枠(ラウンド)です。10試合を2コートで回すなら5枠、1コートなら10枠です。
枠が決まると、開始時刻に「1枠の長さ × 枠数」と「入替 × (枠数 − 1)」を足して終了時刻の骨格ができます。開会式、昼休憩、表彰、片付けは、その骨格の外側または切れ目に足します。
作り方の手順
- 参加チームと方式を決め、総試合数を出す。
- 使えるコート面を確認する。
- 1試合の想定時間(例: 21点2セットなら20〜30分)を置く。
- 入替(コートチェンジ・点呼)を5〜10分で見る。
- 枠数と合計時間を出し、体育館の予約と比較する。
- 収まらなければセット数・点数・方式を見直す。
- 収まる案で、枠ごとの開始時刻表を書く。
試合数がまだ決まっていないときは、先に大会試合数計算ツールで総当たりとトーナメントを比べると早いです。
1枠の長さの目安
| 試合の長さ | よくある想定 | 1枠の目安 |
|---|---|---|
| 時間制(15〜20分) | 練習試合 | 試合時間+入替 |
| 21点1セット | 短時間の交流戦 | 15〜25分+入替 |
| 21点2セット | 草大会 | 25〜40分+入替 |
| 25点3セット(2セット先取) | 長めの公式に近い形式 | 40〜70分+入替 |
これは現場の目安であり、公式の試合時間ではありません。延長やフルセットがあるとすぐ後ろへずれます。予約時間には、最後の試合終了後の片付け15分程度を見ておくと安心です。
開会式・昼・表彰をどこに置くか
開始時刻を「体育館に入れる時刻」にすると、最初の試合が遅れます。時間割の開始は「第1試合の開始」に揃える方が後で修正しやすいです。開会式があるなら、その分だけ第1試合を後ろへずらします。
昼休憩は、特定の時刻を過ぎた切れ目に入れる方法が分かりやすいです。全試合が昼より前に終わる案なら、休憩を無理に入れない判断もあります。表彰は最終試合のあとに別枠で取ります。
概算と進行表は別物
合計で何時間かかるかだけ先に知りたいときは、大会所要時間計算ツールが単純計算に向いています。コート数による並列、入替、昼休憩の合計と、開始時刻を入れた場合の終了予定が出ます。
体育館の掲示用に、ラウンドごとの開始・終了時刻が必要なときは、大会タイムテーブル作成ツールを利用できます。昼休憩を目安時刻で挿入し、空きコートも表示します。
具体例(6チーム・2コート)
15試合、2コート、1試合25分、入替5分、9時に第1試合開始、昼休憩なし、とします。枠は8、合計は 8×25 + 7×5 = 235分で、終了目安は12時55分です。開会式を8時40分から20分取るなら、体育館には8時半入室、退出は13時15分頃が目安です。21点1セットに下げると1試合15〜20分になり、午前中で終わる案も出せます。
よくある失敗
- 試合数×1試合時間だけで予約し、入替とコート面を見ていない
- 開会式を開始時刻に含めていない
- 最終試合の直後に退出時刻を置き、片付けが足りない
- 総当たりの試合数を決める前に時間割だけ先に固定する
6チーム2コートなら、先に15試合・8枠を確認してから時間割に入ると失敗が減ります。組み方は6チーム総当たり戦の試合数と組み方でも整理しています。
注意
時刻の見積もりは想定どおり進んだ場合の目安です。大会要項、会場ルール、審判の集まり方で変わります。公式の進行基準として断定するものではありません。