所要時間は「枠数 × 1試合」が基本
バレーボール大会に必要な時間は、試合数に1試合の平均時間を掛けただけでは足りません。コートが2面あれば同じ時間に2試合進むため、必要なのは枠数です。
枠数 = 試合数 ÷ コート数(切り上げ)
そのうえで、次のように足します。
合計時間 = 枠数 × 1試合時間 + (枠数 − 1) × 入替時間 + 昼休憩
最後の枠のあとに入替は入れません。開会式と表彰は、この合計の外に足します。
計算例
15試合、1試合20分、入替5分、昼休憩なしの場合です。
| コート | 枠数 | 実試合 | 入替 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1面 | 15 | 300分 | 70分 | 370分(6時間10分) |
| 2面 | 8 | 160分 | 35分 | 195分(3時間15分) |
| 3面 | 5 | 100分 | 20分 | 120分(2時間) |
同じ15試合でも、コート面で所要は倍以上変わります。体育館を何面取れるかが、総当たりを完走できるかの分岐になります。
この単純計算は大会所要時間計算ツールで出せます。開始時刻を入れると終了予定も表示します。
試合数の出し方
総当たりは n(n−1)/2、トーナメント(1敗で敗退)は n−1 です。6チーム総当たりは15試合、8チームトーナメントは7試合です。方式を変えると、時間の制約を満たせる場合があります。
試合数だけ先に確認するなら大会試合数計算ツールを利用できます。計算の背景は総当たり戦の試合数の計算方法でも解説しています。
8チームの比較例
8チーム総当たりは28試合、トーナメントは7試合です。1試合25分・入替5分・2コートなら、総当たりは14枠で 14×25 + 13×5 = 415分(約6時間55分)、トーナメントは4枠で 4×25 + 3×5 = 115分です。同じ8チームでも、方式の選択で一日に収まるかが決まります。3位決定戦を足すとトーナメントは8試合になり、枠が1つ増えます。
予約時間への載せ方
- 上記の合計時間を出す。
- 開会式・点呼があれば15〜30分足す。
- 表彰・片付けで15〜30分足す。
- 延長の余裕を10〜20%見る。
- 体育館の予約終了時刻と比較する。
9時開始・合計195分なら、単純計算の終了は12時15分です。開会式20分と片付け15分を足すと、12時50分頃までの予約が目安です。これは想定どおり進んだ場合です。
タイムテーブルとの違い
所要時間の計算は、合計と終了予定の概算です。昼休憩を「12時ちょうどに挿入する」といった時刻指定はしません。ラウンドごとの開始時刻を掲示したいときは、大会タイムテーブル作成ツールを使ってください。作り方の考え方はバレーボール大会のタイムテーブルの作り方にあります。
短縮したいときの選択肢
- コートを増やす(並列化)
- 1試合の点数・セット数を減らす
- 総当たりをやめ、予選グループやトーナメントにする
- 入替を短くする(次の試合の点呼を重ねる)
時間だけを削ると、連続試合や審判の負担が増えます。6チーム2コートでは連続試合をゼロにできない、という制約もあります。
注意
ここで示した分数は目安です。大会要項、会場ルール、延長の扱いが優先されます。WINFINITYが現在大会を開催している前提ではありません。