総当たり戦とは
バレーボールの総当たり戦(リーグ戦)は、参加チームが互いに1回ずつ試合する方式です。トーナメントのように1敗で終わることがないため、試合数は増えますが、勝ち上がり運の影響は小さくなります。社会人の一日大会や、数週間にわたるリーグでよく使われます。
総当たりは「公平に近い」一方で、体育館の時間を大きく使います。方式を決める前に、試合数が何試合になるかを先に計算するのが実務的です。
試合数の計算式
チーム数を n とすると、1回総当たりの試合数は次の式です。
試合数 = n × (n − 1) ÷ 2
各チームは自分以外の (n − 1) チームと1試合します。A対BとB対Aは同じ1試合なので、全体を2で割ります。1チームあたりの試合数は (n − 1) です。
同じカードを2回行う2回総当たりでは、試合数は n × (n − 1) になります。ホーム&アウェイに近い運用です。
チーム数を入れるだけで試合数を出したい場合は、大会試合数計算ツールが使えます。
チーム数ごとの試合数
| チーム数 | 試合数 | 1チームあたり |
|---|---|---|
| 4 | 6 | 3 |
| 5 | 10 | 4 |
| 6 | 15 | 5 |
| 8 | 28 | 7 |
| 10 | 45 | 9 |
| 12 | 66 | 11 |
| 16 | 120 | 15 |
8チームを超えると試合数が急に増えます。コートが2面でも、一日で28試合は長くなりがちです。その場合は予選を2グループの総当たりにし、上位だけ決勝リーグやトーナメントへ進める方法がよく取られます。
奇数チームのとき
5チームや7チームのように奇数だと、各ラウンドで必ず1チームが休みます(bye)。試合数の式はそのままで、5チームなら10試合です。休みのチームを審判に回す運用も現場ではよくあります。
コートが複数ある場合
試合数と所要時間は別物です。15試合でも、1コートなら15枠、2コートなら8枠です(最後の枠は1試合)。同時に試合できるのは、チーム数の半分が上限です。6チームなら最大3コートですが、体育館が2面なら2コートで計算します。
対戦カードそのものを自動で作りたい場合は、総当たり対戦表作成ツールを利用できます。同じチームが同時に複数コートへ入らないよう割り振ります。
対戦カードの作り方(概要)
紙で総当たりを書くときは、いわゆるサークル法が使われます。1チームを固定し、残りのチームを円に並べて回転させると、同じカードを重複せずにラウンドを作れます。奇数チームでは仮想の相手(bye)を1つ足してから同じ手順です。このサイトの総当たり対戦表作成ツールも、カード生成のあとでコートへ割り振っています。
カードができたら、同じラウンドに同じチームが2回出ないことを確認します。コートが2面以上あると、1ラウンドをさらに時間枠に分割することもあります。
トーナメントとの使い分け
トーナメントの試合数は、1敗で敗退する方式なら n − 1 です。8チームなら7試合で、総当たりの28試合より大幅に少ないです。短い貸館時間で優勝を決めたいときに向きます。一方、1回戦で終わるチームが出るため、「全員が複数試合したい」練習試合や交流大会では総当たりの方が向きます。所要時間まで見たい場合は大会で必要な時間の計算方法も参照してください。
注意
ここでの式は一般的な組合せです。予選リーグのグループ分け、3位決定戦、敗者復活、勝ち点の付け方は大会要項で決まります。公式競技規則として断定するものではありません。